
【試合後コメント】第22節 岐阜戦 ※無料配信

大内 一生(GK)
――前節の敗戦からしっかり切り替えて今日はいい勝ち方ができたと思いますが、今日の試合を振り返って率直にいかがですか?
前回の負けは、試合の次の日もいつもと比べてもみんなテンションが低かったですし、それを受け止めるには難しい結果でした。
そこから切り替えて今日の試合をクリーンシートで勝てたことはよかったですが、内容に関してはまだまだだと思います。
もっともっと一人一人が危機感を持ってやらなければいけないと思います。
――危機感というのを表現する中断期間になると思いますが、どんな中断期間にしたいですか?
まずは一旦、メンタル的にも肉体的にもリフレッシュするのが大事だと思います。
結果が出ていない分、後がなくなってくると徐々にプレッシャーも増えますし、それによってストレスもかかります。
何かを大きく変えるというのは難しいですが、細かい戦術、かみ合わせの部分もそうだし、もう一度チームとしてやるべきことはベースです。
もっともっと走らなければいけないし、もっともっと球際も行かなければいけないし、競り合い一つに勝たなければいけない。そういう小さいところにこだわってやっていかなければいけないと思います。
暑くてキツいかもしれないですが、もう一度チーム全員で、その大事さを理解するのが大切だと思うので、そこに目を向けてやっていきたいと思います。

馬渡 和彰(DF)
――スタメン復帰で即ヒーローになりましたが、いかがですか?
「自分がいいプレーする」というイメージをずっと描いていたし、自分でPKを取ったら蹴ろうと決めていました。
50分で少しトラブルがあって交代しましたが、その後チームメイトが残りの時間を守り切ってくれたり、サポーターの方々が最後まで声援を送ってくれたおかげで勝てたので、ホッとしていいます。
――スタートから出る気持ちはいかがでしたか?
昨年の10月(長野)パルセイロの試合にスタートで出たのですが、そのときはもう膝もボロボロで痛みを引きずりながらのスタメンでした。ここまで膝の痛みがない状態で先発で出られる試合というのが本当にいつだろう…というぐらいでした。
自分らしさを忘れずにいろんなポジションに顔を出してゲームでアクセントを作れるような選手、そういうところで貢献したいイメージではいました。
右の方に行った後、自分の空けたスペースをキク(菊井)に頑張って戻ってもらったりとかもあったので、もう少しタイミングとかも考えながらやっていきたいと思います。
――PKを自分で蹴ると決めていたという話でしたが、ボールをセットした瞬間、蹴る瞬間、ネットが揺れた瞬間、いかがでしたか?
緊張はしなかったですが、PK取った瞬間にすぐボールパーソンにボールを要求しました。譲りたくなかったので。
久々のスタメンスタートでしたし、結果が欲しいし、チームの勝利に貢献したい。そういった思いでボールをもらって、「俺が蹴るぞ、決めるぞ」という気持ちであそこに立ちました。
緊張もなく、いつも練習しているので、いつも通り蹴ろうと思いました。GKに触られたときはちょっとヒヤッとしましたが、無事に入ってホッとしたというのが一番正しい表現かなと思います。

宮部 大己(DF)
――久しぶりのスタメンでしっかり役割を果たした部分があると思いますが振り返っていかがですか?
久しぶりに出たのもありますが、後ろのメンバーもやり慣れていたので、絶対に勝たなければいけないメンバーでした。「失点もしてはいけない」と話していたので、それが結果に出てよかったです。
――特に前半は自分のサイドをえぐられている中でも1対1のところでペナルティエリア周りでも強さは出せていたと思いますがいかがですか?
自然とつかみに行くと裏のスペースが空いてしまうので、あそこで粘り強くできました。
前半の入りもあまりよくなかったですが、そこをストレスを抱えずに耐えきれたのもよかったです。
前節は立ち上がりで失点してしまいましたが、あそこの時間が耐えられたのが大きかったと思います。
――スライドが間に合っていながらも入れ替わられるシーンもありました。そこは改善点という感じになりますか?
少し後手で寄せていたので、もう少しそこを限定しながら寄せていけばガシッとはめられるような気もします。そこは改善の余地が大きいです。
――中堅のポジションになって、ポンと出て結果を出す役割を求められている中で、期待にしっかり応えられているところもあるのではないでしょうか?
元々、年間を通して出るようなタイプでもなかったです。大学の時からポッと出るような感じで、(当時法政大監督だったコーチの)長山(一也)さんもそう使ってくれていました。
だからそういう耐性はあるのかと思いますし、日々それに向けて準備しているだけなので、特に気負うことなく入れたかと思います。
――どんな中断期間にしたいですか?
3枚脇のシャドーの管理のところは一回はっきりさせないと。あそこで後手を踏んで押し込まれてしまったらどんどん悪いサイクルに入ってしまうので、そこの管理の仕方をもう一回チームで統一しないといけないと思います。

小川 大貴(DF)
――今日のゲームを振り返っていかがですか?
最近は不甲斐ない試合が続いていたので、まずは結果として勝つことができたのが何よりかなと思います。
――監督の会見の中でありましたが、ミーティングでサポーターの「ために」ではなくサポーターと「ともに」という言葉をどういうふうに受け止めましたか?
前節、ああやってアウェイでたくさんの方に来てもらって、僕たちもピッチ上でサポーターをすごく感じてどうしても勝たなくてはいけない試合を落としてしまった中で、今日ハヤさん(早川監督)がそういったところをサポーターと「ともに」と言っていました。
僕たちもサポーターの方に喜んでもらいたいですし、一緒に喜びたいですし、最近の流れを修正するにも、まずは戦うところであったり走るところ、原点に戻って戦うという中で、最低限そこは表現できたのかなと思います。
――ご自身が入ってから最多の12,000人近い声援をピッチで聞いていていかがでしたか?
やっぱりあれだけの方が来てもらえるというのは僕たちにとってものすごく後押しになりましたし、キツいとき、苦しいとき、つらいときにサポーターの声があったからこそ最後までああやって全員で身体を張って守れたと思います。
――クリーンシートについての評価はいかがですか?
もちろん結果としてはすごくよかったと思います。それでも危険なシーンはたくさんあったので、しっかりと修正して、その中でもディフェンスとしてはゼロにこだわってやっていきたいと思います。