
【試合後コメント】県選手権決勝 長野戦 ※無料配信

浅川 隼人(FW)
――県王者に輝きました。気持ちとしてはいかがでしょうか?
自分たちが2年間つかめていなかったので、それを奪い返せたのはホッとしています。また3日後に信州ダービーがあるので、次に向かってやるという気持ちのほうが今は強いです。
なかなか出場が多くない選手たちが出たこともあって、点を取りたいとか、ここで活躍したいとか、多くの選手が抱えていたと思います。それでもチームとして「この街のプライドを懸けて」というところを念頭に置いて、一人一人がプレーできた。それがチームの勝利に繋がったと思います。
――ご自身のゴールで3年ぶりの県制覇をつかみ取りました。
まずは(安永)玲央が(本間)ジャスティンの特徴を生かした素晴らしいサイドチェンジをしてくれました。
ジャスティンとは前回のホームのときに出られなくて、「次はやってやろう」という話をしたり、日頃からジャスティンなら上げてくれるという信頼関係もあります。
それが形に出たゴールだったし、2人にとってすごく大きかったと思います。
――リーグ戦では1得点と苦しい状況が続いていました。このゴールはどんな影響をもたらしそうですか?
点を取れていないときも点を取ったときも、何も変わらずに今までやってきました。まだまだ点を取れていないので、これからかなと思います。
――30代での初ゴールでもありました。
特に変わりがあったとかではないですけど、自分のキャリアの中である程度節目にもあるので、考える時間もありました。
そういう意味では、いろんな角度で自分を見つめ直す良い時間でもありました。これを機にもう一段階伸びられるように、しっかり準備していきたいです。
――中2日でリーグ戦での信州ダービーが待っています。
この街でこのエンブレムを背負っている以上、本当に負けてはいけない試合です。去年勝てなかった悔しさも見てきたし、今日勝って次に向かうというのは1週間やってきた部分です。しっかり準備して勝点3をつかめたらと思います。

石山 青空(MF)
――県王者に輝きました。気持ちとしてはいかがでしょうか?
勝たないといけない相手に勝って、まずは安心しています。
サポーター同士も試合が始まる前からバチバチしていたし、そういう空気でサッカーができたのは自分としても刺激でした。楽しかった中で(サンプロ)アルウィンで勝てたのは大きいことだと思います。
――ボールを持っているときも持っていないときも、効いていた印象がありました。
自分の武器はボールを持ったときの色だったり違いを出すことです。守備の部分は苦手としてはいますけど、どれだけ相手より走るかというところは試合前から考えています。それがピッチに出てよかったと思います。
すべてにおいて負けなければいいだけです。目の前の相手に負けないという気持ちで挑んだ結果が、チームの勝ちに繋がったと思います。
――この勝利が今後に繋がる部分は感じましたか?
自信にもなると思うし、これを後の2連戦に繋げていたらと思います。
――中2日でリーグ戦での信州ダービーが待っています。
1勝したからまた勝てるという保証もないし、チームとしてしっかり準備しないといけないと思います。ここで一喜一憂せず、2勝してやっと「信州は松本だ」と言えると思います。次の試合に向けて良い準備をしていきたいです。

稲福 卓(MF)
――左ウイングバックでの起用でした。良い形でのインターセプトもありましたが、ご自身の出来はどう感じていますか?
ウイングバックとして及第点のプレーはできたと思います。ドリブルで違いを出すというよりは、安定して自分のところに穴を作らないプレーを心がけていました。マッチアップする選手がとてもうまくて、何回か抜かれるシーンもありましたけど、粘り強く耐えられたと思います。
――どのようなタスクを与えられていましたか?
ビルドアップのときにサポートに入ったりするところはありましたけど、そこはうまくズレを作ることができなかったです。守備のところでは対人で抜かれないとか、止めるというのは求められていました。そこはうまくできたのかなと思います。
――信州ダービーで勝てたことについてはいかがですか?
内容うんぬんよりも勝つことが大事だと思うので、そういう意味ではとても良い結果がついてきたと思います。その中でもっと自分たちがボールを回せる時間だったり、落ち着いて運べる時間を作れれば、もっと圧倒できると思います。ただ、しっかり今日は1点取って、粘り強く守って勝てたのでよかったです。
――この勝利は今後にどう繋がると感じていますか?
今日はウイングバックで初めてやって、自分のプレーの幅も広がりました。どこのポジションでも使えると思ってもらえば、試合に絡めるチャンスも増えると思うので、そういう意味ではよかったです。

本間 ジャスティン(DF)
――得点シーンは安永選手のサイドチェンジからアシストしましたが、どんなイメージをしていましたか?
左に(村越)凱光くんがいる中で、左で作って…というのはありました。自分のところはどうしてもサイドが一人になりますけど、(安永)玲央くんは蹴れる選手だし、僕が走っているのを見てくれました。ピンポイントでボールが来たので折り返すだけでした。
あれは練習のときからずっと走っています。信じて走ったらボールが来たのでよかったです。(石山)青空とかとも練習していて、後半も何本かありましたけど、あれで一気に展開が変わります。自分の武器はそこだと思うので、そういうところをもっと出せればという感じです。
――折り返しに関しては、「あとはどうぞ触ってください」というイメージでしたか?
あれはさすがに決めてもらわないと…(笑)。決めてもらえてよかったし、(アシストという)数字がつけられたのは一番大きいです。
――試合を通してのパフォーマンスについてはいかがですか?
前半はアシストした後も自分がシュートを打ったり、自分たちの攻撃が続きました。後半の立ち上がりだったりは相手のペースで、何本か危ないシーンもありますけど、神田くんとか(高橋)祥平さんが守り切ってくれました。そういうところはよかったと思います。
あとは決めたかったです。相手もナイスセーブだったし、入ったと思いましたけど…。2点目のことしか考えていなかったので、そこで決めきれるかどうかという感じです。
――リーグ戦に繋がるような部分も見えましたか?
守備のところではボランチが2人とも出てしまっていて、チアゴ(サンタナ)とかも上げきれなくてスペースを使われてというところで、なかなか取りに行けていない場面もありました。
サイドに来たときは自分がバチンと行ったり、自分が抜かれてもチアゴがカバーしてくれました。良い信頼関係ができていると思います。
――信州ダービーで勝ちきれたことについてはいかがですか?
松本に来てから、「長野パルセイロには絶対に勝たなあかん」とサポーターに言われていました。この日のために良い準備をしていました。
アップのときからめちゃくちゃ煽っていたので、鳥肌が立ちました。応援もいつもより大きく聴こえたし、特別な試合なんだと感じました。
次はまたリーグ戦であるので、ここで勝てたことで上で見ていた選手にも良い刺激が入ったと思います。また勝ちきれるように頑張りたいです。