
【試合後コメント】早川 知伸監督 第13節 鳥取戦 ※無料配信
――本日の試合の総括をお願いします。
まずホーム(サンプロ)アルウィンで1-0で勝利できたことを、本当にうれしく思っています。選手たちも辛抱強くそしてよく走って頑張ってくれました。そこがあっての勝利だと思っています。
この勝利を後押ししてくれた約7,000人のサポーターのおかげで、選手たちが最後まで走れたし集中力を保ってプレーできたところに繋がってくると思っています。引き続き応援をお願いしたいです。
内容的には相手にボールを持たれる時間があるのも想定内ですし、この天候の影響もある中で、前半は辛抱強くできたところ。そして「後半になったら状況が変わるよ」というところから押し込めて、得点まで奪えたのは選手たちの成長をすごく感じた部分でもあります。
これを続けていく、上位に進んでいくための一つターニングポイントにしていきたいと思っています。
――天候への言及もありましたが、中3日でこの気温で5連戦の最後、なおかつ信州ダービーの直後でありながらも前節と同じメンバーを選びました。「やれるだけのトレーニングを積んできた」という信頼と期待があったのでしょうか。
大げさに言うとそうかもしれません。ただ自分たちが続けてきたことは変わらずやっていく部分でもあるし、そこを変えずに続けていきます。
ただ(信州)ダービーで追い付かれて引き分けになってしまったものの、内容的にはすごくいい出来だったと思っているところではありました。
なので連戦は関係なく、純粋に行けるメンバーでいく、ベストのメンバーでいく――というところで、最後の5連戦の締めくくりに行ってもらいました。
――そうした中で、リーグ戦のクリーンシートは讃岐戦以来です。ディフェンスの遂行力であるとか最後までやりきったというところに対する評価はいかがでしょうか?
やはり結果としてクリーンシートできたことは、GK中心にセンターバックを含めた守備陣が本当にすごく粘り強く戦ってくれた部分が大きいと思っています。
ただ、これを遂行するためにも、やはりチームとして規律がある守備の中で選手たちがみんなで確認しながら調整しながらやってくれたことがあっての無失点。すごく評価できる部分だと思っています。
ただし一つ言うとすれば、鳥取さんがやはりボールを繋ぐことに長けてるチームではあるものの、いわゆる(ペナルティ)ボックスの中に入ってくる回数は少ないチームだというのも現実にはあります。
なのでそこを両方とも考えた上ではありますけれども、ただ無失点で終われたことは大きな自信にもなると思っています。
――最初の総括で「成長を感じた」と話していました。それはゲームマネジメントの意味合いだったと思いますが、それ以外にも連戦最後に走り切れて無失点であったこと、球際でもおおむね勝てていたところも含めて、やってきたことが積み重なっているという部分も成長ではないでしょうか?
そこは口酸っぱく言っている部分でもありますし、そこができることでやはり安定して勝点を拾っていけるようになってきていると思っています。
なのですごくオープンなゲームになることはあまりないですし、やはり自分たちは堅く辛抱強く――というところから、しっかりボールを持つ時は持つし奪う時は奪う。メリハリをつけながら勝点を積み上げていきたいと思っています。
――県選手権も含めた5連戦を3勝1分1敗で終えました。そこについての評価はいかがでしょうか?
チームとしてこの5連戦を乗り切ることを最初から言ってきた中での結果として、勝ち越しに持っていけたのはすごく良かったと思います。やはりチーム全体としてできた部分を感じています。それは今日出なかったバックアップの選手も含めて成長して、できている部分や積み上げてきている部分は続けてやっていきたいと思っています。
選手たちは本当に勝ちにこだわっています。しっかりとベースの部分を含めて戦うことを積み上げている中で、成長をすごく感じています。
これは続けていかなければならないですし、これが当たり前のベース。そこからクオリティをもう一つ上げていくことで上位に食い込んでいくし、最終的には自分たちが掲げた昇格に持っていくことを伝えてやっていく形になると思っています。
もちろん守備の所でゼロに抑えることはもちろんこだわっていきたいと思っていますけれども、それよりもやはり今日も1-0でしたが、あれを2点、3点と取れるように攻撃のクオリティをより上げていきたい思っています。まだまだチームとしても課題があるので続けていきます。