【試合後コメント】第17節 鹿児島戦 ※無料配信
杉田 隼人（DF）
――出場停止明けで先発に戻ってきました。今日のパフォーマンスを振り返っていかがですか？
良い時間帯に先制できましたが、数分で失点してしまったところは自分たちの課題ではあります。
ビルドアップで向こうはワンサイドに寄るという分析の中で、いいアタッキングのボールを出していけたので、そこは良い点だと思います。
――後半はなかなかそれが出せませんでした。
失点しないことが大事だったのでそこは評価できる点ですが、やっぱり奪った後の前に出ていく走力とかはまだまだやっていかないといけないと思います。
押し込まれないように自分たちがボール保持していく部分も、これから夏の試合が増えるにあたってはやっていかないといけないので、練習から求めていきたいと思います。
――後半は押し込まれてCKの守備が連続しました。どんなことを意識しながらのプレーでしたか？
向こうはハイサイドを取ってくるという分析もあったので、ラインを下げると押し込まれてしまいます。
ハーフタイムに監督から「ラインが少し低い」という指摘があったのでそこは少し高く保ちました。
ミヤくん（宮部）とか（二ノ宮）慈洋が跳ね返してくれたのでそこはあんまり自分たちにとって脅威ではなかったので、セットプレーが続いた中で無失点で行けたところは一つ成長できたと思います。
――この勝点1を次にどう生かしていきたいですか？
前半のようなサッカーを90分間通してできればそう簡単には負けないと思うので、そういうところは継続してどんどん時間を伸ばしていけるようにやっていきたいと思います。
あとはボールを奪った後にボールホルダーを追い越していく動きは、もう少し増やしていかないといけないと思います。
自分自身も今日はそこまで上がる機会もなかったですが、（山本）龍平くんがボールを持ったときにどう追い越していくのか。もう少し突き詰めていきたいです。
二ノ宮 慈洋（DF）
――フィジカルで戦ってくる相手に押し込まれる場面もありましたが、身体を張って守っていました。試合を振り返っていかがですか？
鹿児島は押し込んでどんどん前にきて、CKが結構多いのはスカウティングからわかっていました。わかっていながら決められてしまいましたが、ああやってCKからイレギュラーの1失点だけに抑えたというのはよかったと思います。
あの1失点もなしにはしたかったですが、身体を張っての1失点でした。やられてしまいましたが、気持ちとしては「やられた」という形ではないと思います。そこは自分たちの強みでもあるし、2失点目、3失点目がなくてよかったです。
――CKに対してはどうやっていこうというのはありましたか？
CKは自分がセットプレーのリーダーなので、「自分の守りやすいように」と言われています。1失点目のシーンでは2列目が少し1列目に吸収されてしまって、マイナスのところに行けなくなってしまいました。
ブロックもありましたが、そこは自分ももう少し2列目を前に出して、ブロックされたとしてもマイナスにボールが来たときにしっかりシュートブロックができるようなポジショニングを自分がもっと言わなければいけません。
――後ろからつなぐのが難しかった印象がありますがいかがですか？
最初は落ち着かない時間帯がありました。「もう少し落ち着くまで蹴ろう」という話だったのですが、それがズルズルいってしまって、ゴールキックで前に蹴る形になりました。
ボールが少し落ち着いたときには間に差したり、中盤で（安永）玲央くんを使って、玲央くんが前を向くシーンがありました。
前半はいい感じのビルドアップができたと思います。相手が4バックというのもあって、アタッキングを飛ばして行くのはできていました。あとは最後の決め切るというかシュートまで行くところだと思います。
後ろが1失点取られてしまったのはダメなのでそこは反省したいです。
――最後のCKはどうでしたか？
少し相手に引っ張られて、ブロックはしてくれたのですが少しタイミングが遅れました。「来た」とは思わなかったですが、ああいうところで決め切れる選手が必要なので、そういう選手になれるように頑張りたいです。
樋口 大輝（DF）
――引き分けとなりました。試合を振り返っての印象はいかがでしょうか？
勝たないといけないと思います。押し込まれるシーンもありましたが、昇格するには勝つしかないと思います。
――先制点は樋口選手からの折り返しでした。
（菊井）悠介くんがボールを持った時には真ん中に入っていくところを意識していました。
ボールだったり周りの状況だったりで中に折り返す判断をして、（田中）想来が決めてくれたので、そこに関しては良かったと思います。
――前半は特に右サイドで攻撃に貢献度が高かったように見えました。
上下動を意識してますし、そこを自分の持ち味にしていきたいと思っています。頑張ってもっと走らないといけないし、もっともっと攻撃にアクションを起こしていかないといけないと思っています。
――後半は我慢の時間帯が続きました。
相手も徹底してやりたいサッカーをやってきたので、少し向こうのペースにさせてしまったのは反省点です。
でも押し込まれた中でも後半を（失点）ゼロで抑えられたというのは良かったです。勝つには失点の確率を下げていかないといけないし、自分たちのゴールの確率はもっと上げていかないといけないと思います。
危ないシーンや本当に失点に繋がるシーンもあったので、もっともっと突き詰めていかないといけないと思います。
田中 想来（FW）
――今日のゲームの入りはどんな気持ちで臨みましたか？
昇格を目指している以上、「連勝」というのはもちろんみんなで言っていました。鹿児島さんは強度があるチームというのもわかっていたので、しっかりそこのベース部分で上回って勝ちたいと思って入りました。
連勝を絶対にしなければいけないと思っていましたし、チームとしてもよくなってきている中でしっかりここで連勝してリーグ戦弾みをつけたいと思っていました。
――先制シーンを振り返っていかがですか？
（菊井）悠介くんからのクロスが自分の頭の上を越えた時点で折り返しがくる準備はしていました。思ったところにボールが来て、しっかりそれをゴールに入れられたのがよかったと思っています。
――シーズン始まりの際には継続していくことの難しさの話もありました。今日で2試合連続のゴールですが、そういった部分はいかがですか？
2試合連続になりましたが、これを3試合4試合と伸ばしていかなければ何も意味がないし、チームが勝たなければ何も意味がないです。自分のゴールで勝てるように、もちろんゴールを取らなくてもチームの勝利に貢献できるようにしっかり練習していきたいと思っています。
――今日の試合で得た勝点1はどのような受け止めですか？
もちろん負けなかったのはポジティブかもしれないですが、裏を返せば勝てなかったというネガティブ要素もあります。ホームである以上、絶対に勝点3を取らなければいけないと僕自身思っているので、全く満足していないです。
――次節への意気込みをお願いします。
ものにできなかった次のゲームは、チームとして絶対に大事になってくると思います。よくなっているのは間違いないですし、このまましっかり勝点3取れる準備を1週間したいと思います。
