【試合後コメント】第21節 長野戦 ※無料配信

高橋 祥平(DF)

――悔しい敗戦となりました。振り返っていかがですか。

前半は本当にふがいないところを見せてしまったし、1週間準備してきたものを何も出せていなかったと思います。

ダービーだし気持ちの準備も大事だったんですけども、サッカー面としても、俺もそうだしうまくいかないときに、切り替えて蹴るのか繋ぐのかというところです。もう少し早めに判断できたらいいと思いました。

でも正直、蹴るとか繋ぐとかいう問題より、まずは気持ちが入ってなかったと俺は思います。何もできなかった自分たちの力不足だなと思っています。

準備とかいう以前の問題で自分たちが何もできなかったということはふがいなかったし、サポーターが怒るのも当然だと思います。

後半は自分たちが割り切って、自分たちが今までやってこなかったように蹴った時に相手も嫌がっていたのがわかりました。

これをもっと早めに僕は判断した方がいいと思いました。 そういう切り替えがうまくいかなかったというのもあったし、そこは僕も含めてベテラン勢には責任があるかなと思っています。

前半途中で気付いたんですけども、伝える時間がなかったというか。給水があれば伝えられたんですが…。

そこに関しては後半に割り切ってやろうとなったらチームはまとまったし、監督筆頭にこうやってこうしようとしたらペースをつかめて、あとは「決めるか決めないか」の問題になっていくと思います。

もうこのダービーは終わってしまったし取り戻せないので、本当に一試合一試合次また取り戻せるように準備して、誰が出るかはわからないですけれども、勝つための準備はしないとと思っています。


菊井 悠介(MF)

――残念な結果になりましたが、振り返っていかがですか?

悔しいですが、振り返るとピンチは失点シーン以外なかったと思います。シュートもほぼ大きく枠外でしたし、CKの数は前半相手が多かったですが、それがチャンスになっていたかと言われるとそうでもなかったです。

自分たちが点を取れていれば…というゲームでした。自分たちがやりたいことをやらせてもらえない中で、前半でもっと修正できたと思います。

――前半は相手が勢いを持って入ってきた印象がありましたが、選手としてはいかがでしたか?

機械的に動いているイメージでした。ここに入ったらここに動いて…という感じで、選手一人一人に迷いがなかったです。

ディフェンスラインの選手も結構蹴ってきて、ダブルボランチもセカンドを拾いに行くのを徹底していました。

自分たちは守備の中でプレスをかけていくイメージでしたが、それもできませんでした。前が行くのでセカンドが拾えないという感じで、相手の方が出だしが早かったのもそうですし、機械的に動いていたイメージがあります。

――かなり戦っていたと思いますが、その辺はいかがですか?

正直前半は迷いがありました。攻撃は自分たちがやろうとしたことはできなかったですし、守備もあまりハマっている感覚もなかったです。

うまくいっていない感覚はあったので、サポーターの方々には走れていないように見えてしまったかもしれません。

そもそも走る場面すら作れなくて、守備でも行く場面ですら作れなかったし、攻撃でも走るタイミングも取れないぐらい自分たちがいい状態でボールが持てているときがなかったです。

ただ後半は割り切って、「どんどん長いボールを使って相手の背後に」と全員で意識してやった結果がああいう形になったので、もう少し後半のあの形にしてチャンスを作りたかったです。

――残念な結果になりましたが、試合は続いていきます。

サポーターの方々の気持ちは十分わかるし、僕もサポーターの立場だったらブーイングしたくなるような内容だったと思います。そういう結果になってしまったことは本当に申し訳なかったと、選手スタッフ含め、全員が思っていることだと思います。

ただ、まだこれで自分たちが昇格という目標に対して(可能性が)0%になったわけではありません。

ここからもちろん修正しないといけないところはたくさんあります。下も見えてきている状況なので、チームとして勝ちを拾いながら内容をどんどん良くしていくところをやっていかないといけないですし、前半の修正力はもう少し付けないといけないと思います。


藤枝 康佑(FW)

――Jリーグの試合にデビューしました。

デビューしたことについてはすごくうれしいことなんですけど、結果が出なかったのが悔しいです。

――デビュー戦が信州ダービーという特殊な試合になったと思いますが、その試合を肌で感じてみていかがでしたか。

サポーターの応援の熱さだったりはすごく感じていて、良い雰囲気で試合に入れたと思うんですけど、もっともっと自分が足りなかったなと思います。

――「自分が足りなかった」という具体的な点はどんな部分でしょうか。

求められているのはゴールだと思うので、ゴールに絡むことが自分の仕事だと思うので、そこができなかったことが一番悔しいです。

――後半の途中から出場しましたが、監督からはどのような指示があったのでしょうか。

「とにかくゴール前で仕事をしてこい」と言われました。「絶対やってやろう」と思っていましたが、悔しいです。

――田中(想来)選手と2トップ気味でやっていたと思いますが、惜しいシーンもありました。何が足りなかったと思いますか。

ロングボールが増えて、しっかりと競ったあとのセカンドだったりをもう少し拾えれば、2次攻撃でチャンスに繋がったかなと思うので、そこはもう少し足りなかったと思います。

――サポーターの熱という話もありましたが、どの辺りに熱さを感じましたか。

負けている状態であっても、応援は途切れないですし、選手たちをすごく後押ししてくれる本当にありがたい存在でした。

自分たちはもっともっと結果で応えなきゃいけないなと改めて感じました。

結果を出すことしか考えていないので、まずは「ゴール」という結果を出せるようにもっともっと努力をしていきたいと思います。

――今日の敗戦はチームとしても重い敗戦だったと思いますが、次節以降の意気込みをお願いします。

もう勝つしかないと思うので、ここから連勝してJ2昇格に向けてまたやっていきたいと思います。

――前半のシュートが一本にとどまった中で、藤枝選手が入ってからかなりチャンスもありました。手応えはいかがでしたか。

手応えというか、ゴール前でボールに触るシーンはあったんですけど、相手の最後の守備などに対して自分が上回れなかったです。

――上回るためにはどのような練習が必要でしょうか。

もっともっと自分が要求して、自分が欲しいボールを要求していくことと、トラップやシュートの基礎技術をもっと上げていかないといけないと思います。


田中 想来(FW)

――悔しさが残る試合となりました。

個人的に、本当に特別な試合ですし、いろんな思いを経験してきた相手がパルセイロなので、悔しいという気持ちが一番大きいです。

――チームとして前半は良さを出せなかったところがあったと思います。

根本的に走ることだったり戦うということは前半は相手に上回られていたと思います。

全員が一つの方向を向いてやりたいサッカーをもっとすり合わせなければいけなかったし、それを早い段階からクリアーにして全員がやらなければいけなかったと思います。

――全体を振り返って個人としてはどのように捉えていますか?

個人的には全然ダメだったのはありますし、チームとしても悲観するしないの前に負けているので間違いなく改善するところはあります。

映像を見てですが、今はもっとやらなければいけないと思います。

――成長もしていますし、やっていないわけではないと思います。

得点のところはこれで2試合取れていないことになりますし、FWである以上もっとゴールの近くでプレーするとか、ゴールの匂いがするプレーをすることをもっと増やして、みんなと合わせてやらなければいけないです。

今日もシュート1本でしたし、得点を取れていない試合は個人的にはダメだった試合だと振り返ることが多いので、今日は特に負けたので、個人的には全然だったと思います。

――前節もシュート1本でした。なかなかシュートシーンが作れないという形でしょうか?

難しいですが、今はチームのやり方があって、僕が前で起点になったときにチャンスになるだったり、僕が競った後に拾えたときにチャンスになることが多いです。

1個目の起点になるということは起点になった後からすればゴールに直結するようなプレーにはならないので、そこをどうにか、もっとゴールの近くに入ったり味方と繋がったりをやらなければいけないと思います。