【試合後コメント】早川 知伸監督 第32節 相模原戦 ※無料配信

――本日の試合の総括をお願いします。

まずは敗戦となったすべての責任は自分にあると思っています。1,700人を超えるサポーターがホームのような空気を作ってくれて、自分たちが勝つことを信じて応援してくれたにもかかわらず、期待に応えることができなかったこと。本当に申し訳なく思っています。

選手たちはこのゲームに臨むにあたって徹底すべきこと、やるべきことをしっかりやってくれたと思っています。ただ、それをやったものの勝てなかったということは、すべて自分に責任があると思っています。

まだ試合は残っているので、続けてやっていくとしかないというところです。

――4人を入れ替えました。連戦という中でのチョイスでしょうか。

自分たちのやりたいことを考えた中でのチョイスになりました。特に右サイドの佐相のところはモビリティがあったり、ランニングできる選手でもあるので、優位なところに入っていくこともそうです。

野々村も久しぶりのゲームになりましたけど、高さ、強さというのは計算できる部分もありました。そのあたりのチョイスも含めて出したところはあります。

――徹底すべきこと、やるべきことというのは、具体的にはどんなところを共有しましたか?

まずは立ち上がりです。(直近の)金沢戦での失点もありましたし、自分たちが失点しないところから入って、立ち上がりから勢いよくというのは徹底できたと思っています。だいぶ押し込むことができて、そこから得点できなかったというのはありましたけど、そういうところはまず徹底できたと思います。

ゴールキックから自分たちが繋いでいくところもありましたけど、まずは敵陣に入っていくことも含めて徹底したところはありました。その2つは特に自分たちが求めてやっていたところでもあります。

あとは自分たちの攻撃でボールを運んでいく中では、右サイドの佐相のほうを起点に入っていく、背後を突いていくところはより意識していました。少し長いボールになりましたけど、敵陣に入っていくことを徹底してやったところはあります。選手たちはそれをしっかり体現してくれたと思います。

――失点シーンは相手と入れ替わる形になりましたが、要因はどう捉えていますか?

ハーフウェイライン付近でマイボールにならなかったところ。ノノ(野々村)がサポートに出て行ったところで、トランジションの瞬間だったと思います。その状況も含めて、切り替えのところは大事かなと思います。

あとは後ろのリスク管理も含めてですけど、杉田のところで対応が少し下がってしまって、股を抜かれてしまったところもありました。ペナルティエリアに入られてしまうところも含めて、準備だったり下がってしまったことが一番の要因になると思います。

トランジションになった瞬間なので、逆サイドも含めて戻ってこないといけない部分は問題としてあります。ミスが何個か重なることによって失点が起きている現状もあるので、そこはしっかり自分たちで考えないといけないと思います。

――無得点での3連敗となりました。試合ごとに要因は異なると思いますが、どんなところに課題を感じていますか?

やはり選手たちが迷っているなというところもあります。相手のやり方もありますし、自分たちの戦術行動もありますけど、それ以上に自分たちがどう攻めるか。どういうところで優位になれるかという部分では、ハッキリできていないところだったり、いざゲームになると難しくなっているところもあります。

なかなか自分たちから思ったような攻撃ができていないというところで、迷いはあるんじゃないかと思います。そこはすべてこちらに問題があると思っています。

――そこで投げかけすぎて、選手の選択肢を削る指導はされたくないと思います。そのスタンスは今後も変わらないでしょうか?

今言われたとおり、自分が伝えている中で、「何がどこまで」というところ。今日提示して、自分たちが徹底していくところはやってもらったものの、強くなりすぎた部分というのも感じています。

そこから相手がどうなっているかまでは見れず、自分たちがもう少しボールを動かして入っていけると思っていましたけど、なかなかできなくて長いボールだけになってしまった。伝える分量も含めて難しさはありますけど、変わらず続けてやっていくしかないと思っています。

――J3に降格して以降、初めての3連敗となりました。

何が問題だったかというのをしっかり考える必要はあると思います。チームの現状をしっかり理解しないといけないし、そこから切り替えて次に進むしかないと思っています。

――サポーターは試合後に拍手でチームを迎えました。残り7試合でどんな姿勢を見せていきたいですか?

当たり前ですけど、自分たちは最後の最後まで戦う姿勢を見せないといけないと思っています。今日の試合でも戦っているところはあるものの、最終的には敗れてしまっていることを考えると、相手よりも劣っているというふうになると思います。

そこも含めてしっかり最後まで戦うところは続けてやるしかないし、サポーターの皆さんが納得するまで戦うところは選手たちにも伝えていく形になると思います。