【キャンプレポート】ラストスパート 笑顔の一体感を添えて ※一部無料

御殿場キャンプ10日目の8日、チームは時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで午前と午後の2部練習をした。完全休養日を1日も設けず、3日連続での2部練習。12日間のキャンプは終盤を迎え、厳しい強化もラストスパートに入った。石﨑信弘監督が声を枯らしながら指導する練習も熱を帯び、選手たちは大雨に打たれたかのようにトレーニングウエアを汗で濡らした。「きついですけれど、『まぁ、これくらいやるよね』って感じです」とDF樋口大輝。1カ月後に迫った開幕戦に向け、まだまだ鍛錬は続く。

午前の練習は強い日差しが照りつけ、気温がぐんぐん上昇した。

「(フィジカルコーチのイ チャン)ヨブさんがやるって言わなかった」(石﨑監督)ため、フィジカルトレーニングに特化したメニューではなく、ボールを使ったトレーニング。“フィジテク”の後は対人強化を目的とした2対2の攻防に取り組み、球際での勝負強さを磨いた。

午前最後はハーフコートでのゲーム形式の練習。攻守を入れ替えながら戦術の浸透を図りつつ、主戦場とは違うポジションで選手を試す場面もあった。

2部練習の合間も選手たちは宿舎の温泉に入るなどして心身のリフレッシュを図っているが、肉体的、精神的な疲労の蓄積は隠せない。そんな選手たちの体と心を解きほぐす意図もあってか、午後の練習で石﨑監督はリラックスしたメニューを取り入れた。

選手全員を集め、石﨑監督が吹いた笛の回数と同じ人数のグループを素早くつくるゲームや鬼ごっこを実施。FW松岡瑠夢がモノマネを披露するとグラウンドに笑い声が響いた。

練習の締めくくりは紅白戦。両チームが異なるシステムでぶつかり合う状況に設定し、15分ハーフで戦った。

スコアレスで終えた紅白戦について、石﨑監督は守備面を評価したのか、攻撃面の物足りなさを指摘したのか。

選手2人(DF村上慶、FW松岡瑠夢)と石﨑監督のコメントをお伝えする。


DF 村上 慶

――全体練習に合流しましたが、コンディションはいかがですか? 

きついですね。見た目以上に練習がきついですが、これをやり続けたら自分のものになると思います。続けた先に良い結果がついてくると思うので、コンディションのことはあまり気にせず、上げていくというよりも追い込んでいった方がいいのかなと思います。 

――どのようなところにきつさを感じますか? 

強度の高さは単純なきつさがあります。追い込めている感じがします。 

――チームメイトに積極的にコーチングする場面もあって、練習から主体的な姿勢が見られます。 

うまくチームの人と関わることができているので、声が出しやすいのはそこもあるのかなと思います。もっと自分の色を出していけたらと思っています。 

――このチームの戦い方を踏まえて、どのようなプレーをしていこうと考えていますか?

前に、前にというのが強いサッカーの中で、自分は球際の部分が強いと思っています。そこで奪えないと後ろの選手がきつくなってくるので、奪い切るところは意識しながらやっています。 

――1カ月後に迫った開幕までどのような時間を過ごしていきたいですか? 

キャンプが終わってからも3週間くらいはあります。そこで自分を追い込んで、シーズンを通してしっかり戦える体にしていきたいと思います。 

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