【試合後コメント】第34節 岡山戦

 
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星 キョーワァン(DF)

「メンタルの部分が一番大事だと思って試合に臨んだ。コンディションや試合勘はあまり気にしていないというか、考えていなかったし問題もなかった。試合に出る以上は何も言っていられない。

分析通り、相手はショートカウンターがすごく速くて脅威だという情報が入っていた。結果的には自陣でボールを奪われてああいう形でのカウンターだった。そこはすごく本当に、反省しなければいけないポイントだと思う。

とにかく今の僕らは勝つしかない。週末に勝てるよう準備していくしかないと思っている。チームが勝てるように自分ができることを全てやってチームの勝利に貢献できる選手になっていきたいと思っている。残り8試合だけどまだ誰もあきらめていないので、サポーターの皆さんも一緒に戦ってくれたらうれしいです」


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前 貴之(DF)

「2カ月ぶりに公式戦の舞台に立った。その前に2回の練習試合もこなして、ある程度のゲーム感覚は悪くないと思っていながらの公式戦。若干の緊張感はあったが、その中で自分なりにプレーはできたし、前半は右サイドで押し込めた部分もあった。個人としては前向きに順調にできていると思う。でも久々に出て勝つことができなかったので、そこは反省しながらやっていく。

前半の途中過ぎくらいから、いい攻撃からクロスを含めてチャンスが何回かつくれていた。そのつくり方を何回もできなかったというところが、自分たちでリズムを崩した要因。相手が嫌がることをできないから今こうなってしまっていて、こういうゲームの流れになってしまっていると思う。自分のところで起点となっていい攻撃ができた部分とできていない部分も多少あるので、周りの人とコミュニケーションを取りながら分厚い攻撃をできるようにまた1週間取り組みたい。

相手の嫌なことをやって、やり直すことができない。自分たちで苦しめるようなボールの回し方だったり背後で一発行ければ簡単だけどそのタイミングとか、自分たちがキツいけどボールを持たなければいけない中で、一発で背後を狙ってロストして自分たちからリズムを手放してしまうことも多々ある。そういう流れを見ながらどういう選択をするのか、一人ひとりが考えていかないといけない。

自分たちでビルドアップを含めてバランスを崩しているという印象。声がけもできる場面もあったが、なかなかうまくいかずに自分たちから崩してしまってミスが多い試合になってしまった。そこを変えられる選手にならないといけないし、そういう時間もない中で、どうすべきか考えたい。

ボランチが落ちて可変する中では、ウイングバックのポジションが重要になってくる。サイドに張ってしまっていると捕まるし、相手の最終ラインに入るとそのまま捕まってしまうので、ほぼボランチ化したほうが相手は嫌に感じるんじゃないかと思って、個人的にはそう意識しながら立ち位置を考えていた。左サイドは(相手に)捕まっていて、最終的にトキ(常田)からのロングボールが多くなってしまった。一人ひとりのサッカー観もあるが、伝えられるところは反省して、伝えていきたい。

蹴るサッカーであれば、ほぼ話し合いはいらないと思いますが、そういうサッカーはしないと(名波監督が)言っているし、であれば一人ひとりが考えないといけないし、僕も伝えられることを伝えなくてはいけない。同じことの繰り返しが続いているので、どれだけ選手が自覚して取り組んでいるかだと思います。厳しく言えば、自覚のない選手は出てきてほしくないし、そういうことができないのであればやってほしくない。本当にそういう気持ちで、日々のトレーニングから自分もやっていきたいし、みんなにもやってもらえるように声をかけていきたい」


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伊藤 翔(FW)

「いつも通りの苦しい展開…というか、先に点を取られて普通以上にパワーを使わなければいけない状況になってしまった。後ろに重いので攻めにくいところはある。点が入らないことがフォーカスされるが、なぜ点が取れないのか。決定機があって外しているのか、決定機をつくれずに攻めあぐねているのか。確実に後者だと思う。なかなか形がつくれていないというか、前に出て行けずに人数が薄いので単発的になってしまう。たまたまうまくいったときはシュートに行けるくらいで、運任せのようなサッカーになっている。

みんなが怖いから後ろでボールを受けたがっている。前につけて、前に出ていくことを繰り返していかないと。相手もDFが4人いて、こちらは2人という戦いになってくると守りやすい。どこに誰が行くかがはっきりして、カバーリングも余裕を持ってできる。相手が付ききれないくらい後ろから出ていけると、もっと厚みのある攻撃ができる。

どうやって後ろから出ていくのかとなれば、あまり距離が長すぎたら毎回は走れない。ある程度走れるような距離感で、最初からビルドアップをする。ビルドアップは徐々にできるようになってきているし、ミスも出るだろうが怖がらずにやっていきたい。あとは立ち位置をもう少し考えないとなかなか難しい。きょうは前選手や鈴木選手も戻ってきたし、そういうことがわかっている選手たちも出てくると思う。なんとかすり合わせて勝ち点を取らなければ厳しい。今は踏ん張りどころだと思う。

今日もわざわざ岡山まで来てくれたサポーターがたくさんいた。非常に申し訳ないし、何とも言えない気持ちがある。応援してくれる方々に報いるためにも、次節は勝たなければいけない。琉球はボールを持ってくれるチームなので、持たれる時間帯が多いと思うが、いかに我慢するか。前半の早い時間帯の失点は重くのしかかってくる。そこを一つ越えた中で、自分たちのチャンスを決められるかという試合になればいい。そこでズルズル行ってしまうと厳しくなるので、まずは耐えたい」


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佐藤 和弘(MF)

「横パスを窺いながら縦に入っていくタイミングについて、なかなか入れにくい。そこで食われてカウンターを食らってしまうと、可変しているのでポジショニング的にも悪い。バランスも距離感も悪かったというのは感じた。

味方に入ったときのサポートのアングルについても、共通理解が必要だと思う。(ボールを)受ける選手、僕に関しては2失点目に中盤でこねて食われてカウンターで失点している。あのときに第2の選択肢があったかといえば、なかったのが全てだと思う。もうちょっと前に前に選択肢を持っていく必要がある。

(前向きな材料は)ちょっと今のところ、これといったものはない…というのが正直なところ。不甲斐ないと思っている。本当に今のチーム状況的には勝ち点3が必要な中で、先制されて自分たちが苦しい状況になって、自分のミスから2失点目。ボランチとして出ていて足を引っ張ってしまったことは申し訳ない。

自分が後ろに落ちて(最終ラインが)4枚になる形で、ボランチ2枚が相手FWの後ろで隠れていた方が、パスを受けてから開放してウイングバックにつけられる状況や相手が飛び込みにくい状況をつくれたのかなというのがあった。前半で最終ラインに落ちたときにパスが横、横だったので、それを一つ縦につけることが必要だった。

勢いを持って前へ前へ行くことが、今のチームにとっては大事だと思う。キレイに繋いで崩すとかそういうことを言っている場合ではなく、時には(裏に蹴って)ひっくり返してからみんなでサポートに行くとか、セカンドボールを拾って圧をかけていくとか、泥くさいことが今のチームには必要だと思う」

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