【試合後コメント】 天皇杯1回戦 北陸大学戦(1)※無料配信
田中 パウロ淳一（MF）
――1点目と2点目をそれぞれ振り返って。
1点目ですが、相手が「左を切れ」と言っていたので、たぶん僕が外巻きのシュートを打ってくると思っていたと思います。左足を切っているつもりだったと思うので、その裏をかいてニアが空いている気がしたので（シュートを）打ちました。2点目は僕たちフォワードが得点できなかったので追いつかれてしまったと試合をしながら反省していて、まずはシュートを増やすこと。そして相手に当たってもいいからシュートを打とうと思いました。トラップが良い位置に止められたので、1点目と感覚が似ていて、同じところに打ったら入ると思いました。
――今シーズン初出場で初先発でした。どんな思いでピッチに立ちましたか。
なかなか試合に出られていなくて、自分の立ち位置を見ると試合に出ていないメンバーが限られているなか、今日の相手は大学生でしたがJリーグの相手と同じで、僕にとってはチャンスでした。とにかく結果が大事で、シュートを増やすことや裏に抜けて起点になることを意識しました。ギリギリの戦いになったことは残念でしたが、勝ったことで次につながります。反省を生かしてこれからも活躍できればと思います。
――この試合をきっかけにリーグ戦でも、という思いがあると思いますが、明日の練習から大事にしたいことは。
きょうできなかったことを反省するのは大事だと思います。まずは名波さんがチームで大事にしている戦術を表現してから、自分の良さを出していければと思います。それがリーグ戦につながると思っています。
稲福 卓（MF）
――失点は2つとも自身が絡んでいましたが、振り返っての反省点は。
1失点目に関しては単純に、自分のミスで失点してしまいました。もっと簡単にCKにクリアして逃げるという選択肢もあった中で、少し繋ごうとしてしまった部分がありました。割り切った判断をこれからもっとしていかないといけません。2失点目に関しては自分も少しスライドの部分で遅くなって、ワンツーでサイドを崩されてからのクロスで失点。中でフリーな選手がいたので、見えていたのであれば味方を動かしていければ防げた失点だったと思います。そこはもっと修正していかないといけないです。
――天皇杯のパフォーマンスをリーグ戦に繋げることも大きなテーマになると思います。その観点から自己評価するとどうでしたか？
きょうは失点に関わってしまったので、そこを一番反省しないといけません。ビルドアップに関しても、まだまだできたという感触があります。きょうの相手を圧倒できるようにならないと、リーグ戦では通用しないと思います。
※公式記者会見に出席した上記2人のコメント完全版は、ヤマガプレミアムにてご覧いただけます。
ルカオ（FW）
――久々の出場となりました。どのような意識でピッチに入りましたか？
名波さんには「少なくとも2本はシュートを打ってこい」と言われましたが、なかなかチャンスがなかったです。ただ、（田中）パウロと（榎本）樹がゴールを決めて非常にうれしく思います。自分の中ではゴールを決める一心で試合に臨んでいましたし、ボールをキープして時間を作ることも意識していました。
――現状のコンディションはいかがでしょうか？
7〜8割くらいのところまで来ていて、あとの2割くらいは試合で取り戻さないといけないと思います。
――2回戦ではJ1の磐田と対戦します。どんな戦いを見せたいですか？
名波さんがしっかりと相手を分析してくれると信じていますし、自分たちはもちろん勝ちに行きます。（磐田は）ビッグネームがたくさんいますし、ビッグクラブなので厳しい戦いになりますが、勝ちたいと思います。
――サポーターに向けてメッセージを。
今日行われた天皇杯の中では、観客の数がかなり多かったのではないかと思います。リーグ戦もそうですし、天皇杯もこうして足を運んでいただいて感謝しかないです。ありがとうございます。
外山 凌（MF）
――天皇杯ということで、リーグ戦とは違った難しさはありましたか？
名波さんからは、「相手が学生とはいえ、ジュビロ時代は苦戦していた」と聞きました。1点を取られたり相手の流れになってしまったら、一発勝負ですし勢いよく来られると思っていました。実際にそういう難しさはありました。
――久々の出場となりましたが、プレーを振り返って。
ケガ明けで久しぶりの出場でしたが、ずっと試合を上から見ることが続いて、点を取れていない試合や信州ダービーも見てきました。自分が出て結果を出したい、活躍したいという気持ちが増しましたし、そういう強い思いできょうは入りました。クロスだったり、自分の特徴を出せたと思っています。
――一時は2点差を追いつかれましたが、2点リードの怖さを感じましたか？
2点リードの怖さというよりは、カップ戦の怖さを感じました。負けたら終わりという戦いの中で、ましてや相手は学生で、みんなも負けてはいけないと感じていたはずです。そこで1点取られて、多少なりとも焦る部分はあったと思います。
――2回戦の磐田戦に向けて、意気込みを。
相手はJ1で格上なので、僕たちはチャレンジャーとして真っ向から向かいますし、必ず勝てるような準備をしていければと思います。
