【試合後コメント】第15節 八戸戦(1)※無料配信

下川 陽太(MF)

――きょうの試合の総括をお願いします。

前半からチャンスもありましたし、相手にもチャンスが多くありました。そんな簡単なゲームではありませんでしたが、先制してその後チーム全員で守り切ることができてよかったです。

――ゴールシーンは、佐藤選手のクロスを榎本選手が狙ったこぼれ球でした。右サイドバックから中央に入っていくというチームの約束事をやったからこそのゴールだと思いますが、どのようなイメージを持っていましたか?

(榎本)樹が触れなくても最後に自分が足を伸ばして触れるようなポジション取りと、GKが弾いた後に絶対に決めようということを意識してあのポジションに入りました。

――名波監督からは、下川選手が自分自身の状態が上がらなくて、考えているような様子も取材で聞いていたのですが、ゲームに出続けて勝利に貢献し、個人としても結果が出たことによって、これから先変わっていける部分があると思いますか?

練習でもいわき戦の前半からも、自分が思ったところに出せなかったりしたところがあって、1週間トレーニングの中で自分の間違っていたところ、ズレるところがありました。それでも(名波監督が)信頼して出し続けてくれたので、それに応えないと、という気持ちできょうの試合に臨みました。山雅に来て初めてのゴールがきょうでしたが、僕自身についても何か変わるきっかけになった大事なゴールになったのではないかと思います。ゴールを奪ったことはかなり大事。(試合に)出ているからには責任を持ってプレーしたいと思いますし、チームのために走って、自分の特徴をどんどん出していきたいと思います。


浜崎 拓磨(DF)

――本日の試合の振り返りをお願いします。

残り30分くらいの出場で、役割は明確に分かっていました。まずは同時に入る佐藤和弘選手ともいろいろコミュニケーションを取れていました。相手に押し込まれている展開が多かったですが、一時的に流れを寄せるようなリズムができたと思います。その時間帯に点が入ったのもチームとして良かったですし、最後は押し込まれていましたが、あの1点が自信となって前向きにできました。

――与えられたタスクとはどんな部分でしょうか?

90分を通してセカンドボールを相手に奪われることが多かったので、そこの反応。あとはボールに数多く触って、自分たちのボール保持の時間を作ることを頭に入れていました。

――ボランチでシンプルにさばいて展開して流れを引き寄せたように見えました。

外から見ていたら、ピッチに立っている選手とは景色が全然違うものです。あの時間帯から出られたので、相手の疲労感もありますし、いろいろと頭に叩き込みながら入れました。真ん中はすごく空いていると思いましたし、背後はすごく警戒されていたので、ディフェンスラインとFWの間にはすごく大きなスペースがありました。逆サイドにも大きなスペースがあることも見ていてわかっていました。逆にああいう時間帯に入れたから、リズムを作れたのかもしれません。

※公式記者会見に出席した上記2人のコメント完全版は、ヤマガプレミアムにてご覧いただけます。


榎本 樹(FW)

――途中出場でしたが、どんな意識で入りましたか?

0-0というところで、自分の仕事は点を取ることなので、まずはそこに重点を置いてプレーしました。名波さんから言われたことは、2トップの逆サイドのほうがサイドに流れて、クロスする感じで裏に起点を作れば相手はついてこられないということ。そこを意識しつつ、チャンスがあれば自分が試合を決めるようなゴールを決めたいと思っていました。

――ヘディングは練習から良い感触があったと思いますし、得点にもつながりました。

ヘディングのところは負けてはいけないですし、日頃の居残り練習でもクロスからの練習はすごく練習していました。そのおかげもあって、ああやって得点に結びつけられるようなヘディングができました。でもやっぱりゴールに持っていかないといけないシーンも多々ありますし、まだまだ練習が必要だと思います。

――次節の富山戦に向けて意気込みを。

結果が一番必要なポジションだと思うので、結果を出すことを目標にプレーしていきたいです。ホームではみんな自信があると思うので、しっかりと勝って上位陣との差を逆転できるように頑張りたいです。


常田 克人(DF)

――高校時代を過ごした青森での試合でしたが。

松本からもサポーターがたくさん来てくれましたし、同じ高校の同じクラスだった友達が見に来てくれたりしました。高校3年間を過ごした青森市ではない八戸市での試合でしたが、自分に関わっている方々がきょうの試合を見に来てくれて、無失点で勝ち点3を取れたのはすごく良かったです。

――危ないシーンもありましたが、それでも最後は体を投げ出していました。

本来はぎりぎりで防ぐ以前のところで防げるのはもちろんベストです。きょうに関しては前半は簡単にクロスを上げられたり、後半は相手がシュートで終わるシーンがあったり。ひやっとするような場面がいくつかあって、それをそこまで行かせる前に止めなければいけない場面はたくさんありました。もちろんその中でもシュートゼロで終われれば良いですが、なかなかそういうふうにはいかない中で、僕もそうですがピッチに立っている11人が体を張ってゴールを守れたというのは大きなことだと思います。

――システム変更への順応もスムーズにできていると思います。

3バックから4バックになったときのポジショニングは、まだ少し3バックのポジショニングにつられて、外側にいすぎたのかなと思います。システムが替わった時点で頭も体も対応していかないと隙も生まれてきてしまいます。そこはまだまだ練習だったり試合を通して、柔軟に対応していかないといけないところです。

――次節の富山戦に向けて意気込みを。

松本からあれだけのサポーターの方々に来ていただいて、その中で勝ち点3をとって連勝できたのは、僕らにとってもサポーターにとってもうれしいことです。上位に食らいついていくためにビッグウェーブがほしい中で、この連勝というのは大きいですが、きょうの試合はもう終わりました。

富山はすごく勢いがありますし、きょうみたいな試合をしていたら走り負けたり、球際で負けたりというのが絶対に出てくると思います。そういうところはもう一度しっかりと準備して、アルウィンでできるということで3連勝する姿をサポーターの方々に見せたいです。