【試合後コメント】名波 浩監督 第33節 宮崎戦 ※無料配信

――まずは試合の総括をお願いします。

松本山雅に関わる全ての方々に申し訳ない気持ちでいっぱいですし、遠路宮崎まで来ていただいたサポーターの方にも謝罪いたします。

ゲームプランとしては前回対戦のトータル60分くらいは宮崎が優位に立っていたので、ボールを動かされる、人が流動性をもって動くことに対して、なるべくストレスを感じずにやっていこうと。ゲームの中で少し決定的になりそうなピンチもありましたが、自分たちも徐々にチャンスを作り出しての先制点。個々の良いところが出たと思いますし、その後のゲームコントロールも悪くなかったと思いますが、とにかく前半の失点が前節・富山戦で松岡(大智)に切り裂かれた右サイドと同様、最後はあの形でやらせてしまったところで、だいぶ選手たちが下を向いてメンタル的に落ちてきてしまいました。

それでいてPKを取ってもらえずに、(横山)歩夢が1対1を迎えたシーンもありました。ハーフタイムに戻ってきた選手たちの顔を見ると、だいぶ疲労感もそうですが、脱力感というか、勝ち越しチャンスはあったのに…というような空気感で戻ってきたのではないかと思います。そこで立ち上がりでの逆転ゴールだったので、だいぶ心が折れたと思いますし、3-1になってからの退場でほぼゲームが終わってしまったというところです。

――藤枝が勝ったので(2位との)勝ち点差は3で、得失点差が17に開きました。昇格が現実的ではなくなりましたが、それについてはいかがでしょうか?

選手たちにもそのように伝えましたし、終戦になったターニングポイントのゲームもあったと思います。現場サイドと見ている皆さんとで多少のギャップはあるにせよ、勝負どころで勝てなかったというのは勝ち運ではなくて、力づくでも勝ちにもってこられたゲームが何回かあったと思います。それを逃してしまった責任は全て自分にあると思うので、それは選手たちにも言いました。

先ほど言ったように松本山雅に関わる全ての方、それから遠い宮崎まで来てくれたサポーターの方々のためにも、最後はホームでしっかり3ポイントを取って今季を終えようと伝えました。

――なかなか先制点が取れない試合が続いた中で先制点が取れて、メンタル的には先制されたときよりも良かったと思います。それを生かせなかった原因はどう考えていますか?

このゲームに関して言うと(ペナルティ)ボックス周りの落ち着きは宮崎の方があったと思います。特に岡田(優希)、北村(知也)のあたりで小さいパスからボックス内に侵入してきて、何かを仕掛けるという空気感は圧倒的に宮崎が上回っていました。しかし我々は1-1の状況で、菊井と佐藤で右サイドを突破してクロスを入れましたが、あそこでもう一つ落ち着きがあれば、2点目が取れていればというシーンでした。先ほど言った横山の1対1、ルカオのPK(にならなかった)シーンの前にこのゲームのあやはあったのではないかと思います。

――ハーフタイムに選手たちは前向きでない状態で帰ってきたと仰いましたが、その中でどんな声かけをして後半に向かいましたか?

2トップの守備が開きすぎていたので修正と、ボランチ周りでの菊井の追い方を少しケアしたのと、戦術面はボックス周りでくさびが入ったの対応をこういうふうにやっていこうということ。それ以外は熱量をもう一回あげようと。(三浦)文丈コーチがゲーム中も「1-1になってみんながガッと下がった」と言っていたので、それをもう一回上を向かせるようなことを言いました。勝ちにきたゲームだったので、可能性がある状況で戦えると。ビハインドだったらもっと落ちていたかもしれないですが、そこは修正できるのではないかと思って声をかけました。あと松本とは10℃以上違っていたので、その暑さも苦戦した大きな要因だと思います。

――この試合に限ったことではありませんが、うまくいかなくなってきたときに退場のシーンだけではなく、不要なファウルも散見されました。そこはどう考えていますか?

個人的には幼稚なチームだというのは否めないと思います。退場してレッドカードが出てしまって非常に悲しい、辛いゲームになってしまいました。それ以上にここ一番で底力を見せないといけないゲーム(2試合)で8失点したこと。守備で作っていたチームがこれだけ崩壊したという意味では責任を重く感じます。

――試合が終わった後にロッカールームで共有したことを教えてください。

先ほど言ったように自分に責任があるということと、年間を通してみんなで努力してきたことは来季いる人間はわかっているので、2年連続で味わった悔しさを晴らす舞台がみんなにはまだ残っているということを伝えました。