【キャンプレポート】練習試合の翌日 回復メニューも随所に工夫 ※一部無料
イベント&キャンプレポート
一部無料
第1次串本キャンプ第9日は30日、午後練習を和歌山県串本町のサン・ナンタンランドで行った。トレーニングマッチの翌日に当たることから、全体練習は午後のみ。リカバリーを主眼とした内容だったが、随所に霜田監督の工夫が垣間見られるメニューとなった。
この日はリカバリーに主眼を置いたメニューを午後から行った。10カ所の小さなフィールドを設け、9人ずつ3組に分けて7対2のボール回し。ワンタッチで15本繋がったら隣のエリアに移動していく。組ごとに進む速さが異なり、後の組に追い付かれたら腕立て伏せ。ゲーム的要素とワンタッチのスキルアップが一体となっている。
普段のトレーニングと同様、合間には國保塁フィジカルコーチの主導でスプリント系のメニューも挟む。反転や小刻みな方向転換などの動きを取り入れたもので、前日までに酷使した筋肉の部位に適度な刺激を与える。
最後は青、赤、黄、水色のビブスとヘアバンドを使ったメニュー。選手は別色のビブスとバンドを身に着けており、ホイッスルを合図に「ビブス色」「バンド色」とチームが切り替わる。バンド色がチームになる場合は頭を見て味方を認識する必要があるため、ヘッドダウンを防ぐ効果も。選手たちは四方にゴールが設置されたフィールドの中で、頭と身体を使いながら回復を図っていた。
前日のトレーニングマッチで出場時間が短かったり出場を回避したりしたフィールドプレーヤーは、GK4人とともに午前中も練習を実施。人数とフィールドをコンパクトにしたボールトレーニングで、攻守の原理原則を再確認していた。
串本キャンプも後半に突入しており、9日が経過した。ここまでの手応えや課題などをどう感じているか。霜田監督と選手2人に話を聞いた。