【キャンプレポート】強固な土台を築き 31日間のキャンプが終了 ※一部無料

第2次鹿児島キャンプ最終第18日は25日、午前練習を鹿児島ふれあいスポーツランドで行った。ゲーム形式のトレーニングでは取り組みの成果が随所に出るなど、チームとしての成長を如実に感じさせた。31日間に及ぶ長期キャンプはこの日で終了。霜田監督も選手も取材に対し、一様に納得の表情を浮かべた。

最終日。天候にも恵まれ、穏やかな日差しの中でトレーニングが始まった。この日は市内から車で30〜40分ほどかかる、鹿児島ふれあいスポーツランドが練習会場となった。長いキャンプもこの日がラスト。心なしか、選手たちも柔らかく映る。

これまで同様、ウォーミングアップを入念にしてからボール回し。最初は繋げるのに一苦労だったパスが、ワンタッチで次々と繋がる。これも決して遊びではなく、トレーニングの一環。笑顔がこぼれる中でも、パス数のカウントが増えていく。

セットプレーの練習を経て、最後はゲーム形式。3組に分け、ハーフコートでこれまでの取り組みを総ざらいした。もちろん選手によって理解度やスキルの違いはあるものの、「誰が出ても仕組みが機能する」という指揮官のイメージを体現するようなトレーニングとなった。

何を目指すのか、そのためにどんなサッカーを展開するのか。そのために必要な要素は何か。どのようにゴールを奪うのか。明確に整理された「設計図」を共有するよう取り組んできた日々。歩んできた道が間違いではなかったと示すかのように、グラウンドの選手たちは躍動していた。

長期キャンプもこれで終了。今後はオフを挟み、鹿児島県内でのトレーニングを経て3月5日の開幕戦を迎える。選手たちはどのように総括し、どんな思いで開幕に備えていくのか。霜田監督のほか橋内、菊井、村山のコメントを紹介する。


霜田 正浩監督

――2次キャンプもきょうで終わりとなりました。振り返っていかがですか?

1月10日に松本で練習を始めて、1カ月と2週間くらいが経ちました。選手たちの前向きな意欲とか、モチベーションの高さとか、うまくなりたい気持ちが伝わってきているので、非常にやりがいを感じています。それが「彼らをうまくさせたい」という私のモチベーションにも繋がっています。

サッカーに関しては、ある程度の「このくらいまでできればいいな」というところを超えてくれた感覚があります。開幕戦に向けてやってみないとわからないことはまだまだありますが、チームは順調に成長していますし、個人も成長している選手が増えてきている実感があります。もちろん成長するだけではなくて勝ちに繋げていかなければいけなくて、リーグ戦が始まれば毎週PDCAを回しながら、結果を出したいと思っています。

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