【試合後コメント】第26節 岐阜戦 ※無料配信
大内 一生（GK）
――攻撃に特徴がある相手で危ないシーンもありましたが、GKとしての判断などはいかがでしたか？
まず大前提として前節はクロスからの失点もあり、そこはうまく修正できたのかなというのがまず一つあります。
もちろん危ないシーンもあったんですけど、前半途中でレフェリーのジャッジなどで自分たちの足が止まって、中途半端な対応があったりしたのが個人的に気になりました。
そこは相手の質に助けられた部分が正直あったので、もう一度見直す必要があります。特に夏場は本当にそういうので勝点を落とすのはもったいないので、そこはもう少し引き締めなきゃいけないと思います。
でも後半は特にそういうシーンもなく、集中して守れていたと思います。攻撃は早い段階で点が取れて、追加点のチャンスが結構あったと思うので、しっかりと2点目、3点目を取れるようにしなければいけないと思います。
今日のスコアはポジティブですけど、守備においても攻撃においてももちろん課題があると思います。
――終盤は若い選手が多くなった中で、ピッチ内の意志統一やリーダーシップなど、最後尾から見えているGKの役割が重要だったのではないでしょうか？
トキ（常田）くんともちょっと（二ノ宮）慈洋に関しては「試合経験もそんなにないから助けてあげよう」という話を交代のタイミングでしました。あまりいろいろ言っちゃうとパニックになってしまうので、本当に最低限のコーチングを心がけました。
彼も途中からセンターバックで入って、しかも1点差。やっぱり簡単な状況ではないと思います。前節負けているというのもあって、この試合は勝たなければいけないという中で、うまくやってくれたんじゃないかなと思います。
菊井 悠介（MF）
――相手のスタイルに対してハードワークで上回ることができた試合だったように感じました。
いやもう、勝てれば何でも良かったです。もう少し決められるシーンは特に自分もあったのでそこは反省しないといけないとは思いますけど、本当にみんながハードワークしてくれました。
今週が始まる前に自分も、「もう少しあらゆる面でのハードワークが必要だ」という話をみんなにしました。やっぱり、練習でやっていることが試合に出る。そういう話をしました。
（前節の）富山さんがハードワークでの強みを生かしてやってきたことに対して僕たちは何もできなかったので、僕たちが足りない部分があの試合ですごく明白になったと思います。今日は逆に岐阜さんからしたら、自分たちの強度は嫌に感じただろうとも思います。
――球際のところで勝ち続けたり、ボールを回収した後も足元でテンポよく繋いでいました。
今日はもう本当に最高のピッチだったし、風も無ければ暑さも富山に比べれば全くない。何も言い訳するものはないし、練習で自分たちがやっていることが必然的に出せるゲームだったと思います。でも相手のゴール前というところはもう少し精度を上げて丁寧にいかなければいけないなと思いました。
――このシチュエーションで次は大宮戦を迎えます。
個人的に前期はケガで行けていないので、プロに入って初めて大宮とやることになります。盛り上がるだろうし、本当に昇格を決めるぐらいの大一番になると思います。首位のチームにシーズンダブルできればおのずと自分たちの自信にも変わって、これからの勢いにも繋がると思います。
1個勝ったからと言っても何も変えることなく、今週やった練習をもう1週間やって大宮にぶつけるだけ。徹底するということをチーム全員で練習の中からやりたいと思います。
山本 龍平（DF）
――攻撃守備それぞれサイドバックとして意識したところはありますか？
相手の新垣（貴之）選手と石田（崚真）選手は本当に警戒する選手だったんで、そこに好きにやらせたくないなという気持ちはありました。
シュートを打たれる場面は何回かあったと思うんですけど、そこで身体を張れたのがこの勝因に繋がったと思います。
――概ね意図してきたこと、狙って準備してきたことは実現できましたか？
相手のサイドバックに入ったときに、何度も（サイドを）変えられて少しシンドい試合展開が続いていたので、サイドハーフの選手に中を切らせて僕らディフェンスラインが回収するように、この試合ではやっていました。
――守備の部分で戻りながら、スピードが非常に速かったですが、意識で変わったところはありますか？
前回セカンドボールをほとんど拾われていて、戻りが遅い部分が敗因に繋がったと思っているので、ロングボールを蹴られた後のセカンドボールの戻り、戻りの方のスプリントはしっかり意識しました。
――このパフォーマンスをスタンダードにしながら残り12試合続けていくために必要なことはなんでしょうか？
どんな形でも点は取りたいんですけど、やっぱり失点したら何の意味もなくなってしまいます。今日ぐらい身体を張ってディフェンスの行き方もしっかりはっきりしてやると、おのずとゼロに近い失点になるかなと思います。
――次は大宮戦です。
前回は自分たちが勝っているので、（大宮は）本当に「次は勝つぞ」という気持ちで来ると思います。今日は良い勝利ができたので、この流れを止めずに、相手は強いですけどやっていきたいです。
樋口 大輝（DF）
――今季6点目にして初の決勝点でした。振り返っていかがですか？
いつも通りの得意の形ではありましたけど、こうやって無失点で守り切って、自分のゴールが勝利に繋がったのは本当にうれしいです。これからも続けていければと思います。
――前節・富山戦の反省も生かしつつ、ハードワークで相手を上回ることができていたように思います。
前節は3失点して、ハードワークする部分は見ている人たちも課題に感じていたと思います。今回の試合はみんながスライドして、声を掛け合いながら、クリーンシートで終えられたところはプラスかなと思います。
――最後は若い最終ラインでクローズする形となりました。ピッチの中ではどのようなことを考えていましたか？
みんな練習でやっていて共通認識もあるし、誰が出ても戦えるというところ。ノノくん（野々村）が足をつって（二ノ宮）慈洋が出ましたけど、ブレずにクローズできたと思います。
――外から見ていても浮き足立つことなく、自信を持ってプレーできていたように見えました。
ネガティブな声かけはマイナスになってしまう部分もあるので、そこの使い分けではないですけど、ポジティブな声を掛け合いながら全員でクローズできたのでよかったです。
